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​ブレーンストーミング

ご存知の方もい多いと思います。

 

ブレーンストーミングとは直訳すると「脳の嵐」

思考の嵐を起こすことでアイデアを出す手法です。正確にはアイデアの素ですね。

 

アイデアは一つだけ出す、というより、たくさん出して選ぶ方がいいです。

唯一の正解というものは、現実の問題にはあまりないからです。

 

たくさん出して →   選ぶ。

​アイデアの素、要するに分母が多ければいい企画が出来る可能性も高まる。

 

このアイデアの素をたくさん出す、という作業が一番大変なのですが、ここを複数人で行う。そのための手法です。

一人だとやはり発想に限界もあるので、そこを集まって行うことで幅のあるアイデアを出すのが目的。

具体的な方法

 

ブレスト(略しますねw)を初めて僕がやったのはコピーライター講座です。

ある課題がありまして、それに対して5、6人1グループでブレストして企画を作るというものでした。

 

ブレストの基本ルールはただひとつ「否定をしてはいけない」

誰かがまったく的外れなことを言った、飛びすぎな話した、としてもそれに対して「それはさあ」「全然関係ないじゃん」などと否定してはいけない。

その後の発言者はそのまま乗っかっても、乗らずにさらに違う事を言っても構いません。

否定をしないというのは、遠慮なく発言してもらうためです。

誰かの発言に否定をかぶせてしまうと、おかしなこと言えないとなり場が委縮して発言が出てこなくなります。

学級会のようになっては困る(笑)

アイデアの素をたくさん出すのが目的なのに脳に嵐が起きないわけです。

なので「変なこと言ったらどうしよう」という心的ハードルを取り去ります。

この時は確か

ブレスト50分 + 休憩10分

これを3ラウンドかな?やりました。計3時間ですね。

START

ブレスト50分

休憩10分

ブレスト50分

休憩10分

ブレスト50分

休憩10分

アイデアの精査

​まとめ(後述)

​GOAL

​企画など課題の解決策

上の図のよう進行するには、司会者を置いたほうがいいでしょう。

時間を計ったり、否定的な発言が出た場合注意しながら進行します。

僕は司会やりました。出てきたネタを大きな模造紙に書いてもいました。

もちろん発言もします。

 

実際ノってくると皆じゃんじゃん発言し出すので白熱します。模造紙にも勝手に書いていきます。

もはやマイケル・サンデル状態(笑)
 

なので時間が来たら強制的に止めます。

もっといい案出そうなんだけどな、という雰囲気にもなるんですけどそれでも止めます。キリがなくなるので。

 

やるとわかりますけど、結構疲れます(笑)

お茶やお菓子用意した方がいいですね。

 

 

アイデア出しが終了したところで、アイデアの素を精査していきます。

ここではきちんと厳しい目で選ぶ。

課題に対して本当に使えるものかどうか、実現可能かどうか、などを皆で見ていきます。

ここは議論です。否定もあり(笑)

ここで使えそうなアイデア、企画の素が出ればいいわけです。

​大筋このような流れ。

この図ではそのまま精査に入りますが、後日改めてでもいいです。

時間配分もあくまで一例です。一時間一回だけ、30分やって5分休みを2ラウンド、などなどその時できる状況に合わせてで結構です。

付箋やメモを使うという手もある
 

ただ、否定をしないという事を決めてもやっぱり発言しにくいんです。否定の被せもでます。慣れると変わるのですが。

なので付箋などメモを使う手もあります。

 

とにかく時間内で書けるだけ書いてもらう。

同じように使える使えないなどまったく気にせず、思いつきで結構です。

 

僕の場合は初めに僕がなんか書いて、こういう感じですよと見せます。

作業中も「色でイメージありますか?」「ものに例えたら?」「ご自身のこだわりは?」など例を示します。

もちろん僕も書きます。

 

タイムアップになったら書いたメモを集めて分類していきます。

その過程も皆で行います。

 

そこから企画にしていく。

 

これのいいところは誰の意見かわからないところ。

自分の発言だとバレないことで、参加者のメンタルブロックを外せます。

方法はどうあれとにかくブレストの肝はたくさん意見を出すことですから。

 

ブレスト慣れしてるメンバーでしたら発言でもいいでしょう。

ですが、そういう方はあまりいないのが現実(笑)

そこで付箋やメモの方がやり易いということはあります。

また精査、まとめの際にも付箋やメモだとグループ分けしやすいです。

これは実際の案件でやってみた実感。

クライアント企業さんの社員の方対象でかなり大規模に行いました(このサイトの仕事例には掲載していません)

例えばこんな感じで書いてもらった付箋をランダムに貼ります。

それをこのように分類してみる。

「これとこれ割と近いよね」とか

「これ結構出てるということは皆ここがポイントだと考えているのかも」

「意外なのがあった!」などなど。

​ここで発見あったりするので、皆でやるのもいいです。この作業がやりやすい。

好みがある方法でもある
 

僕は実はブレスト結構好きです。

だからテーマに選んだのですけど(笑)

シンガタ佐々木宏さんもお好きですね。

ある案件ではスタッフ、クライアントの担当者だけでなく営業の方や、まったく関係ない人も混ぜで30人くらいで数日かけてやったそうです。

 

出てきた意見を精査して企画までまとめるのは佐々木さんが行ったようです。

実際課題のポイントを捉えることができ、いい企画にされていました。

仲畑貴志さんは好きではないとおっしゃっています。あまりいいアイデアが出たことがないとのこと。

確かに必ず出るという保証はありません。

ご興味ある方はお試しを。

​司会のご用命もお待ちしております(笑)

※参考文献「ECサイト × ブランディング」フラクタ著 宣伝会議社

 ​付箋メゾットはこちらより引用させて頂きました。

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