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執筆者の写真SHIGERU MAKINO

フィルターバブルは昔からある、と思う。

更新日:2022年4月25日

ここ何年か「フィルターバブル」という言葉を聞きます。

特定の情報に囲まれてしまい視野が狭くなること。


特に検索アルゴリズムが槍玉に挙げられます。


確かにそうで、例えばYouTubeなんかでも何かの動画クリックすると似たようなのじゃんじゃん上がってくる。「これでしょ?これでしょ?」みないな感じで(笑)



それでですね・・フィルターバブルという言葉がまだない頃。

僕が昔から知っている言葉に「カラーパス効果」というものがあります。知ってるよという方も多いと思います。


カラーパスは無意識の情報抽出。

例えば「赤いもの」と意識すると赤いものがすごく見つかる。実際やってみるとよくわかります。


で、昔アウディTTというスポーツカーがありまして(今もあるかもしれませんw)

アウディのホームページかなんかで見つけて、いいな、乗るならこれだな、などと思っていました。


で、週末オートバイで走っていると、すごくよく見かける。

アウディTTって売れてんだなあ、くらいで思っていたのですが「あ、意識してないから今まで見えてなかっただけかも」と気がつきました。


これカラーパス効果だろ!と、すぐ思いました。



で、で、(笑)

言いたいことは要するに、フィルターバブルがあろうがなかろうが人は都合のいい情報選択してるじゃんと。


確かにAIだったり「おすすめ」だったりの作為情報で囲われていることもありますけど、人は普段から勝手な四捨五入しながら情報とってるものじゃないか。


そんなに検索アルゴリズムにめくじら立てなくていいんじゃないかなと。


YouTubeも今は、スマホでもパソコンでもクリックなしでブレビュー見れますが、これを防ごうという策の一つかなと思います。ちゃんとお客様の要望にお応えしようとしてる(笑)



それを防ぐには「人は勝手に情報を選別する」「フィルターバブルもカラーパスもあるものだ」とわかっておく、ことかなと。


情報の受け手のほうがそこをわかっておく、横文字使うとリテラシー上げるのがいいではないかと思っています。


本田直之さんも「レバレッジリーディング」で同じ本でも人によって拾っているところは違うというお話しされています。


なので、本田さんはそんな人の習性を理解されているのではないかなと思います。


あとは多様な人と話したり多様なメディアに目を通してみる、くらいかな。

多様性がそれを突破するように思います。

検索アルゴリズムだろうがYouTubeだろうがそれらの一つくらいの感じ。



僕がやっていたのは、まったく興味がない本を読むこと。

普段の自分なら絶対読まないドフトエフスキーの「罪と罰」とか(笑)

数学の本だとか。


夕刊フジなど普段読まないですけど、読んでみるというのやってみましたよ。

いつもじゃないです。たまにね。


建築家の安藤忠雄さん好きですが、きっかけはまったく知らない人だから本読んでみたことです。


テレビ、ラジオ、新聞雑誌、ウェブメディアでもなんでも先入観でぶった斬らず見てみるといいかなと思います。


見て面白くないなと思ったらやめたらいいだけ。


ここまで書いて

フィルターバブル・・ただのバズワードな気もしてきた(笑)



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