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執筆者の写真SHIGERU MAKINO

ブランディング案件

実はブランディング案件が思いの外多いです。


一番最初に手かけたのは新型コロナ禍前年の2019年。

お仕事させて頂いたデザイン会社さんのご紹介で、上場したばかりの企業様のご依頼でした。


ブランディングです、という内容ではなかったのですが、お話を伺い僕の方から「インナーも含めたブランディングになると思います」とお伝えし、企画書を提出しました。


コンペ案件でしたが勝ち取ることができまして(意外でした)。

ブランディングを意識して仕事をしたのはそれが初めてです。


現在は特に密に連絡を差し上げているわけではないのですが、おかげさまでサイトを見る限り現在でもその時の方向性で事業展開されています。

企業スローガンを提出したのですが、社内投票で取締役の方が書いたものに負けました💦


ただそれはシンプルに依頼の問題を解決できているものでした。

担当者の方から「これどうでしょうか」と意見を求められましたが「これなら大丈夫です」とお答えしました。

とは言いつつ悔しかったのですが(笑)やってよかったなと思っています。


この案件は諸事情により仕事例としては使っていません。



で、最近ウェブサイトリニューアル案件が続いているのですが、特にオフィシャルサイトの場合、結局はブランディングに踏み込むことが多いと感じています。


なぜなら企業理念をまとめる作業がほぼ必ず付随するから。

そこはクライアントさんとかなり話し合いになることが多い。


今はミッション、ビジョン、パーパスなんでもいいのですが(実際に僕の方ではこればパーパスが足りないな、内輪で盛り上がってるだけでは、などを見ていることもあります)

サイトに理念ページを設けることが必須(トレンド?)になっており、このサイトでも理念ページの来訪は比較的多いです。


が、それ以上に経営者ご本人や経営幹部の皆さんの判断の拠り所となることが大事で。

事業展開も理念に照らし合わせての判断にもなる。人を獲る際の基準にもなり得る。ロゴの元になることなどもあります。


なので出来るだけ本音はどう考えているのかに付き合っていきます。

石碑に刻む碑文にする必要はないのですが、現状大切にしてることは何かを聞き出したい。


そのために作業が大幅の遅れたこともありますが、ご本人にとり大切なところでもあるためクライアントさんの希望もあり、その議論を重ねることを優先した案件もありました。


これがブランディングの根幹になりますよ、ということをお伝えすることもあります。

例えばロゴを作ってほしいという案件でも同じ作業にはなると思います。


例えば任天堂やJINSのように理念を外に発信しない企業もあります。

もちろん持っていて社内では共有されています。外に向けて明文化はしていないだけです。

僕が知る限り任天堂は口伝のようです。


コピーライターの谷山雅計さんが、これからのコピーライターはより企業の中枢へ入っていくのでは、というようなことを何かでおっしゃっていましたが、単に商品の広告を作るだけではなくそのような役目も担っていくのだろうと思っています。


最初のブランディング案件の経験がサイトリニューアルでもいきてるように思います。

みなさん熱心にお話しされますしね。


UNDERS大学のブランディングのページも書き直すかも(笑)



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